PS4 /PS5『A PLAGUE TALE-INNOCENCE-』 プレイ感想
評価： ★★★★☆（4）
時間：クリアまで15時間程度（トロフィーフルコン20時間程度）
雑感：公式だとサバイバルホラーアクションだけど、個人的にパズルアクション。
：Z区分なのでグロ駄目な人は×。動物が悲しい目にあうの駄目な人も×。
確かPS+の無料配布だったんじゃなかったっけ。それで入手した気がする……。
フォトリアルな美しいビジュアルで探索しつつ、
フィールドを探検し、時に敵から身を隠し、時にぶっ殺し、
脅威から逃れしながら物語を進めていくゲーム。
なるべくネタバレは避けるものの、
レビューの都合上微塵にもネタバレほしくない人は読まないでね。
あと、ネズミが駄目な人も。
【あらすじ】
舞台は1349年、暗黒時代のフランス。
騎士に憧れ狩りを嗜む貴族の娘アミシアは、愛犬の怪死事件をきっかけに
自らの、そして弟ユーゴの血をめぐる陰惨な陰謀に巻き込まれていく。
突然襲い来て虐殺を繰り返す異端審問の軍勢。
街どころか国中に溢れかえる大量の人喰いネズミ。
貪り食われた動物や人間の遺体の山。
アミシアとユーゴの２人が、寄り添い逃亡する生活の果てにあるものとは。
歴史に多少明るい人ならこれだけである程度察すると思います。
そう、長期化する英仏戦争。
そして……欧州人口の2/3を殺したという黒死病（ペスト）の蔓延の頃です。
街には動物・人間問わず死体が溢れかえり
更にそこに人喰いネズミ、残虐な行為を厭わない異端審問官、あとなんかイギリス兵。
それらを綺麗なフォトリアルなグラフィックで描くので
その辺に耐性が無い方にはおすすめしません。
参考までにスタート画面を。（これ全部ねずみ）
私は人間はどうなってもいいけど、動物だけは勘弁してください派なので
開始１時間くらいで「このゲームを続けられる気がしない」とへこみ倒しました。
犬は死にます。繰り返します。犬は、死にます。
（CERO規定に犬が死にますの項目が切にほしい）
時代設定から余裕で予想できる人もいるでしょうが、
全体的にとてつもなく陰惨です。
途中ちょっとした「あー平和かも～（気のせい）」ってシーンもあるので、
全部陰惨で気鬱でしんどい……みたいなことはないと思います。
うーーーん、バイオハザードで耐えられない人は無理かも。
ジャンルはサバイバルホラーとのことですが、
ステルスアクションとかパズルアクションという方が正確な気がします。
ステルスとは言いましたが、敵は脳がねずみにやられてるのであまり難しくないです。
なんなら皆殺しにして進めるやり方も有ります。（周回時はそうなる）
ここまで「めっちゃ暗い」「めっちゃ死ぬ」って言ってきましたが
じゃあ話はつまらないのかというとそんなことはありません。
事件に次ぐ事件の嵐、過酷な状況の中で少年少女が勇気をふりしぼって懸命に
立ち向かう物語は、息つく暇もないほどプレイヤーを飲み込んでいきます。
普通にパズルアクションとしても面白いですが、
どちらかというとシナリオ＞システム派の人向けかもしれないですね。
ウォーキングデッドとか楽しめた人に向いてるかも。
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クリアまでのプレイ時間は初見で15時間程度。
トロフィーに収集物のコンプとか装備のレベルとかが関わるので、
その辺を達成しようと周回して20時間くらいでトロフィーフルコン達成しました。
一回理解してしまえばめちゃ効率重視で進めることができること、
条件秘密のトロフィーがなく、〇時間以内に達成とかもないので
かなりフルコンしやすいつくりです。
一応２周でフルコン可能。
多分、多くても３周したらフルコンできます。
トロフィーの一つに装備フルカスタマイズ（装備という欄にある３つの道具）という
ものがあるんですが、多分最後に残るトロフィーはこれです。
これに関しては、３章から初めて装備道具のみに絞ってカスタマイズしていけば
最終章行く前に達成可能なのでご安心ください。
変なバグ技とか高度な技術とかいりません。
ただ初見の時は武器枠の道具をフルカスタマイズする方がクリアが楽です。
初見プレイで武器（2枠）のフルカスタム、コンプリ目的の周回で装備枠とするのが
おすすめですね。
最後に、このゲームをやってて情緒が壊れたのでツイッターで嘆いていた
とある哀れなひどり氏のツイートをご紹介します。
ゆるして。
総評：短時間で楽しむパズルアクションとして文句なしに傑作。
